結論|国にとってインフレは「都合がいい」
国は「物価高対策」を口にしますが、
本気でインフレを止める気はありません。
理由は単純です。
インフレは、国にとって一番痛みの少ない財政再建手段だからです。
裏側① 国の借金はインフレで“軽くなる”
日本の国債残高は1000兆円超。
これを真正面から返すのは不可能です。
しかしインフレが起きると、
- お金の価値が下がる
- 借金の「実質価値」も下がる
つまり、
借金を返していないのに、負担だけが軽くなる
これがインフレの魔法です。
デフレは借金を重くし、
インフレは借金を軽くします。
国がどちらを選ぶかは明白です。
裏側② インフレは「見えない増税」
物価が上がると、
- 消費税 → 自然に増える
- 所得税 → 名目賃金上昇で増える
- 法人税 → 売上増で増える
法律を変えなくても、
税収は勝手に増える。
国民から見れば「生活が苦しい」だけ。
国から見れば「財源が増える」。
これほど楽な増税はありません。
裏側③ 高齢化社会ではインフレが一番説明しやすい
年金・医療・介護。
日本は高齢者向け支出が圧倒的です。
もし、
- 年金カット
- 医療自己負担増
を正面からやれば、
選挙で大炎上します。
しかしインフレならどうでしょう。
なんとなく生活が苦しくなった
でも誰のせいか分からない
責任が分散されるのです。
政治にとって、これほど都合のいい調整はありません。
裏側④ インフレは「成長しているように見える」
インフレが起きると、
- GDPは名目で増える
- 企業売上も増える
- 株価も上がりやすい
実態が伴っていなくても、
数字上は景気が良く見える。
政治家にとって、
「数字が良い」=成果
です。
デフレで正直な数字を出すより、
インフレで見栄えを整える方が楽なのです。
裏側⑤ 本気で止めると「壊れるもの」が多すぎる
インフレを止めるには、
- 金利を大きく上げる
- お金の量を絞る
必要があります。
しかし日本でそれをやると、
- 国債利払いが爆増
- 住宅ローン破綻
- 中小企業倒産
- 株価暴落
止めた瞬間、別の地獄が始まる。
だから国は、
少し苦しいけど、壊れない程度のインフレ
を選び続けます。
本音のまとめ|国は守ってくれない
国は冷酷でも無能でもありません。
合理的に動いているだけです。
そして合理的な結論はこれ。
インフレの痛みは
国民に分散して負担してもらう
だからこそ、
- 貯金だけの人
- 収入源が1本の人
が一番削られます。
個人が取るべき「裏側対応策」
国の都合を嘆いても、何も変わりません。
やるべきことはシンプルです。
- 現金を持ちすぎない
- インフレに強い資産を持つ
- 国の外にも目を向ける
国がインフレを止めないなら、
個人が自分を守るしかない。

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