【徹底解説】物価上昇4%止まらない!なぜ日銀は金利を4%に上げないのか?もし上げたらどうなる?アメリカとの違いも解説!

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結論

日銀が政策金利を4%に引き上げない最大の理由は、日本経済がその副作用に耐えられないからです。

その理由を大きく4つに分けて説明します。

1. 国の借金(国債利払い)が爆発する

日本の国債残高は約1,200兆円超。

仮に金利を4%に引き上げれば、利払いだけで年間約48兆円必要になります。

これは国の税収規模に匹敵し、財政破綻を招くレベルの負担となります。

2. 長年の低成長とデフレ体質

日本企業や家計は「超低金利」を前提に資金繰りや住宅ローンを組んでいます。

金利を急上昇させれば、企業倒産・住宅ローン破綻が多発し、国内経済が一気に冷え込みます。

3. 現在のインフレは「コスト型」

今のインフレは賃金や需要ではなく、

・エネルギー高

・輸入物価高

・円安

によるものです。

金利を上げても需要が強くならないため、不況とインフレが同時に発生するリスク(スタグフレーション)が高まります。

4. 円安をある程度容認して輸出企業を支えたい

輸出大企業や株式市場は円安によって好調を維持しています。

金利を上げて円高になれば、輸出企業の業績悪化・株価下落につながりかねず、日銀・政府は慎重になっています。

【もし仮に金利4%に引き上げたらどうなるか?シミュレーション】

1. 国債市場はパニック

長期金利は4%近くまで上昇。

国債価格は急落し、利払いコストが膨張。

増税や国債発行抑制で財政も経済も縮小圧力。

2. 企業倒産が急増

借入コスト急上昇で中小企業を中心に倒産ラッシュ。

設備投資・採用・賃上げが一斉にストップ。

3. 住宅ローン破綻

変動金利ローンは1%→5%近くまで上昇の恐れ。

返済額が月10万円→15万~17万円に。

住宅価格も暴落。

4. 株価・不動産価格暴落

株や不動産の相対的魅力が低下し、日経平均は2万5,000円台まで下落する可能性。

5. 「不況+インフレ(スタグフレーション)」状態に

企業倒産・失業者増大・消費冷え込み。

結果として経済は壊滅的。

一方、なぜアメリカは高金利(5%以上)でも耐えられるのか?

1. 成長力が高い

イノベーションや人口増で経済成長が継続。

2. 労働市場が強い

失業率3%台と超低水準。

金利上昇でも雇用が守られ、家計が耐えられる。

3. 財政体質が日本より健全

GDP比で見ると日本よりマシ。

国債も「世界一安全な資産」として支持されている。

4. ドルが基軸通貨

ドル高になれば世界から資金が流入し、金利上昇でも国が回る。

5. 資本市場が巨大

金利変動にも柔軟に対応できる強い市場がある。

【今後の注目】アメリカは2025年後半〜2026年にかけて利下げシナリオへ

政策金利4.25%〜4.50%から2.5%程度まで落とす見通し?。

【その時の影響】

米国

株価:一時調整 → その後ソフトランディングなら上昇

米国債:価格上昇

ビットコイン・ゴールド:再び高騰シナリオも

日本

円高方向に振れる(130円台目安)

輸入物価が下がりインフレ鎮静化

内需銘柄や小売株は上昇チャンス

【投資戦略としてのチャンス】

ドル円130円台接近で、米国株・米国債ETFを買い増し

ゴールドは利下げ開始時期に買い増しが有効

ビットコインは握力強めに長期保有継続が吉

【まとめ】

> 日本が金利を上げられないのは、経済・財政・家計への副作用が大きすぎるから。

アメリカは成長力・労働市場・基軸通貨という土台があるから高金利でも耐えられる。

2025年以降の利下げ局面は大きな投資チャンスになる可能性も。

投資は自己責任でお願いします😊

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